2005年12月23日

撮影機材紹介 其の1〜カメラ編(2)

引き続き、stepanoが撮影に使用しているカメラSONY HDR-HC1のレポートPARTAです(^^)
今回は前回挙げたカメラの特徴、以前のカメラから良くなった点についてさらに詳しく書いてみたいと思います。

ここで最初にお断りですが、レポートは「カメラに関して完全に素人であるstepanoが自主映画撮影のために使う」と言うとても限定された観点から、自分なりの評価や感想を述べているので、そういった趣旨をふまえた上で、参考になる方は参考にしていただければと思い書き綴っていきます。比較対象は以前使っていたSONY DCR-PC300Kです。他の上級機種や、まして業務用カメラをお使いの自主制作上級者のみなさまには静かにご退席いただくことになります…m(__)m


ebb05122301.jpg

↑まず1枚目の画像は、HC1でスミア(白っぽい縦縞)が出ないことを示したくて載せました。
以前のカメラを手にした当初、本当に何も知らなかったstepanoは、このカメラさえあれば映画のDVDやテレビドラマのような映像が努力しだいで撮れるのだと思い込み、ワクワクしながら撮影に取り組み続けていました。ところが帰って自室のテレビに映し出される映像は、どこか見慣れた映画やドラマとは違うわけです。すぐに具体的な違いには気づきませんでしたが、一番違うと感じたのが夜景や暗い場所での「光」の表現です。
夜間の車の撮影で、先行車両の後部から走っている車の前面を撮るというショットを撮影しました。当時はすでに昼間の撮影でこの撮り方には慣れていて、夜間ならもっと面白い画が撮れるだろうと思い撮影に臨みました。「なんだこりゃー。」と僕を叫ばせたヤツの正体が「スミア」でした。そういえばその前にも夜景を撮ったときに街灯の光が縦に筋を引いていたし、カメラ雑誌の記事にもそのようなテスト画像の評価が載っていたのを思い出しました。しらべるてみると、ヤツはどんなDVカメラにも基本的に出没するらしく、高級なカメラほど出没しづらいそうです。家庭用ビデオカメラでは仕方ないとのことで、その後強い光を直接撮ることはタブーとなりました。そういうものだということで納得しました。でもなんだかすっきりしなかったことも事実です。やっぱり、いい映像を撮るには高いカメラか〜。悲しい気分でした。

その後、室内での撮影にも取り組みました。暗い室内で、ぼんやりとともるパソコン画面の光だけが主人公の横顔を照らし出す…。何も知らずにそんなシナリオをイメージだけで書いてしまい、あとで実際にやってみてその大変さをおもいしらされたのでした(涙)。まず問題だったのは、カメラの画像が見た目よりも遙かに暗いということです。そこで明るさ調整を変えて明るくするのですが、そうするとザラザラブツブツのノイズがチラチラしてとてもみられたような画では無くなるのが液晶モニターを通してもわかりました。テレビにつないでみれば、もう映画というよりはむしろコンビニの防犯カメラ映像です。そんなシーン、全然撮りたくないです!最初の意図と全然違います!あぁ、僕のイメージが…(;TДT;)

このあたりで世の中の業務用カメラが1千万円以上するというのも理解できるようになりました。そして、技術も無い、お金もない、人手も無いという中で魅力的な映画を撮るためには、人並みはずれた感性が必要なのだなぁと実感しました。そんなものが自分には無いということもわかっていたので、かなりブルーになったこともありました…まさにエンプティー・ブルー…
いえ、別にここから作品のタイトルが決まった訳でも、作品がstepanoをそんな心境に引き寄せた訳でもありませんよ、たぶん(^^;)

長くなりましたが、実際にやってみなければそのようなこともわからなかったのだと思います。そして無知であることほど楽しみを与えてくれるものはないということでしょう(^^)PC300について悪く書いているわけではありません、はじめて使うのには本当に良いカメラであり、一度も故障せず、いろいろな可能性を教えてくれたパートナーでした(泣)。
いきなりHC1ではきっとこういった有難味もわからなかったし、そもそもカメラに対する知識も曖昧なままだったと思います(いまでも曖昧ですが)。


下の画像は、HDVフォーマットの圧倒的な解像度や、夜間のノイズのレベル、CMOSセンサーの特徴であるダイナミックレンジの広さを評価してもらうために載せました。

ebb05122305.png
↑クリックすると記録したものに近い静止画像がみられます。
アスペクト変換:1440x1080→1920x1080、PNG形式、インターレース解除なしのため動いている車はボケています。

ebb05122304.png
↑クリックすると記録したものに近い静止画像がみられます。
アスペクト変換:1440x1080→1920x1080、PNG形式、インターレース解除あり。そのため画像の解像度は縦方向半分になっています。撮影条件は移動車両からのショットでシャッター1/30、ゲイン0。

stepanoが満足するレベルを完全にクリアーしています。3枚目の画像でヘッドライトの白が潰れておらず、微妙な階調と青みがかった色が再現されていることがわかります。1枚目の方では、時刻は夏の7時頃でしたが、空の向こうにうっすらと榛名山の輪郭が確認出来ると思います。ノイズはそれなりに見受けられますが、個人的な印象では動く画だとそれほど汚くは感じませんでした。編集で暗部をおとして目立たなくすることも出来るレベルでしょう。
暗い場所の撮影にこだわるならFX1という選択肢もあったわけですが、ひ弱なstepanoにはいかんせん大きくて価格も高価ですし、だいいちちゃんと使いこなせるのかという問題もあります(汗)。さらに撮っていると目立ちます、確実に。

HC1のもう一つ特筆すべき良さを書くの忘れていましたが(^^;)、その小ささにあると思います。車両撮影や車内撮影、屋外のとびきり足場の悪いロケが多い今度の映画では、取り回しの良さも重要な要素になるわけで、そういった意味でもFX1を買うくらいならばHC1を2台3台…まぁありえない話なのではやめに切り上げましょう(^^;)



↑正直ほしいです、HDR-FX1も(笑)

↓macにはiMovieHDというHD編集可能なソフトがただで付いてきます。WINDOWS環境ではEDIUSが手軽にHD編集できて人気だそうです。使ったこと無いのでオススメというわけではありません。



posted by 帆根川 廣 at 14:36| 群馬 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 機材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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