2010年11月25日

ステップバイステップ(3)仲間を集める 其の1

何かを新しく始めるに当たっては、やはり仲間が欲しいものです。その挑戦が難しいものであるほど、頼りがいのある仲間の存在は貴重です。

もしこの連載記事を読んで、本気で劇場公開映画の制作に挑戦してみようと考えたひとがいたら、そのひとは既にだれかに話を持ち掛けたり、もしくは頭の中で「あのひとに手伝って貰おうかな」などと考えたりしたかも知れません。すぐに声を掛ける相手が頭に浮かぶひとは、ある意味で人間関係が良好なひとだと思います。
 
例えひとりでも始める心構え

でも、ちょっと考えてみてください。仲間が居なくては始められないような事が、本当に自分のやりたい事だと言えるでしょうか?
個人的な印象ですが、こういった場合に何はさておき仲間集めをはじめてしまうひとは、最後までやり抜くことが出来ない可能性が高いように思います。やり抜けるひとは、もっと他のことを最初にはじめるはずです。たとえばシナリオを書き出すとか、電器店にカメラを買いに行ってしまうとか。それはそれで、かなり先走っている感じもあるのですが…。

人間というのは、本当に自分が魅力を感じていて、やりたくて仕方がないことがあれば、例えそれが法律に触れるようなヤバイことであっても、ひとりで隠れてでもやってしまうものでは無いでしょうか。
映画制作も同様だと思います。
本当に表現したいものが有れば、ゲリラ撮影だろうと盗撮だろうと、少々のリスクを伴うことも平気でやってしまうのが真の映画人というものだと思います。(※公序良俗に反する行為を推奨するものではありません)


自主映画か、劇場映画か、それが問題?

とにかく仲間内でワイワイ楽しくやるのが好き、というひと達がいます。劇場映画制作は、そう言った「仲間」と一緒に「楽しければよい」というスタンスのひとには向いていません。「楽しければよい」のなら、自主映画団体などを作って気の合う仲間とだけ制作し、仲間内で作品を見せ合って楽しめばよいと思います。必要以上に一般のひとの目には触れないため、作品を辛辣に批判したりするひとも少ないので、終始和やかな映画ライフを送ることが出来ます。これはこれで映画を楽しむためのひとつの理想的なゴールだと思います。そしてその中で本当に優れた作品は業界でも支持されて、劇場公開映画として公開されることもあります。ただ、その確立はまれと言えます。劇場映画には劇場映画としてクリアするべき最低限の資質とマナーが有るからです。それを意識して作られる自主映画は少ないと思います。「楽しければよい」の理論に基づいて作られることが多いからです。

その点、初めから劇場映画の制作を目指すのは孤独であり、精神的にも過酷です。自分の表現をとことん追及しつつ、クリアするべき諸項目とうまく両立する必要があるからです。途中で「映画なんか見るのも嫌だ」というくらい追い詰められたり、逆風にさらされることもあります。なにより資金問題という、直接映画の内容と関係のない事に取り組む必要も生じてきますから大変です。そのことも全て覚悟の上で、それでも自分の内面の何かを世界に向けて広く表現しようとするときに、生ぬるい仲間内だけの発表会とは比べ物にならない、素晴らしい“結果”を得ることが出来るのだと思います。


すべて自分の責任で

制作を進めていくと、明らかに誰かのせいで制作が上手く行かなくなることもしばしばあります。そうなったとしても、そのひとと一緒に制作をすると決めた自分に責任がある、と思えるくらい客観的に自己評価を出来ることが大切です。そう考えられるようでなければ、仲間と共にゴールに達するずっと前に、映画はバラバラになっていることでしょう。

この連載記事に影響されて制作をはじめるかたには、ぜひとも自分から「やろう」と言い出すひとになって欲しいです。
もし仲間が「やろう」というから始めるのでは、その仲間が何らかの事情で辞めてしまったときに本当に続けて行けるのかわかりません。ともすると、他人のせいにして自分も辞めてしまうことだってあるでしょう。

ですから、まずはひとりの段階で、自分自身が挑戦するのかどうかをちゃんと決めて下さい。

仲間を集めるのは、その後でも遅くはありません。しっかりと目標が定まった制作者には必ず着いて来てくれるよい仲間が見つかるので、安心して、まずは自分自身の志しを固めていただきたいと思います。


映画戦隊・レンジャー、メンバー募集中!

さて、前置きが長いのはいつものパターンですが、ようやく仲間を集めるに当たっての具体的な注意点を書いていきます。

まず、劇場映画制作には、経験上最低でも3人のスタッフが必要と考えます。
その内最低一人は女性で一人は男性である必要が有ります。
あなたが男性なら、ほかの一人は少なくとも女性になります。
あなたが女性なら、ほかの一人か二人が男性ということになります。
これで3人。映画戦隊と言うには少しさびしいですがピンクも居るしなんとか成立します。
人数が多いほうが良いとは限りません。
と言うより、主要スタッフ数は可能な限り少ないほうがよいと思います。5人のお互いに信頼し合えて役割分担が可能なメンバーが集まれば、もう無敵といってもよいくらい強力なチームが作れる可能性があると思います。

ただ、前回書いた通り、生活の中で映画制作に使える時間帯がなるべく一致していることが必要ですから、その条件だけでも5人集めるのはなかなか難しいことでしょう。休日がバラバラでは、いざ撮影となったときに集まれるのが4人、3人と減ってしまい、ときには自分だけ、なんてことにもなりかねません。映画戦隊なのに一人しかいないのでは、とても戦隊とは呼べません。ただのビデオカメラを持った変質者です。

撮影している姿が有る程度サマになっていないと、周囲の人々も協力してくれなくなって、やりづらいどころではありません。

ここで、インターネットが役に立ちます。自主制作映画の仲間募集の掲示板や、プロを目指して現場に入っているフリーのスタッフなどに呼びかけて、活動する時間帯が調整出来そうなひとをあたっていく訳です。このネット社会ならではの、信じられないような出会いも期待出来ます。前回の「生活習慣病にする」項目中の、「インターネット接続環境と、ブログを開設して運営する技術を習得する」ことが必要な理由のひとつは、仲間募集に関してそれがたいへんな威力を発揮するからです。

さて、次回は仲間集めについてさらに踏み込んだ記事と、集まったメンバーの役割分担などについて書きたいと思います。


http://empty-blue.com




posted by 帆根川 廣 at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ゼロから:ステップバイステップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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